秋のクロモジ採取

過ごしやすい季節になりました。

珠洲の野山でもカマキリに出会うことが増え、虫たちの動きにも秋の気配を感じます。



最近は、山に入って「クロモジ」を集めています。



和菓子に添えられる高級楊枝として知られる「クロモジ(黒文字)」。

抗菌や消炎作用があり、胃腸の不調や皮膚トラブルを和らげる効果があるとも言われていますが、珠洲では、お茶で飲まれることも多いです。

枝をポキっと折ると、お花のような、柑橘のような、柔らかく上品なとてもいい香りのする木です。

ナイアのクリアエッセンスローションにも使われている、このクロモジの香り。

新しい香りの原料開発に向けて、せっせと材料を集めています。



静かな山の中で、黙々とクロモジを収穫する農業チームの小林君。

市場にはあまり流通しない貴重なクロモジを、こうして身近に感じられるのは、森が近い珠洲のよいところです。

能登半島の豊かな自然が育む香り。どんな香りに仕上がるでしょうか。